施術について

Care

難病への取り組み

脳室周囲白質軟化症(PVL)

Periventricular leukomalacia

よたよた歩きでしたが、
小さな段差など今ではスムーズに乗り越える事が出来ました。

1歳の誕生日が来てもおすわりができなかったのが、8回ほど治療を受けたら座れるようになり、
ハイハイ→つかまり立ち→4ヵ月たった今では伝い歩きを色んな場所でできるようになりました。
「ばいばい」や「いただきます」の言語理解もかなりできるようになりました。 このほかにも親御さんよりたくさんのお声を頂いております。
当院には、PVLのお子さんにも当院独自の“新脳針”療法等を施術し、
多くのお子様が成長した症例がございます。

脳室周囲白質軟化症(PVL)の特徴

脳室周囲白質軟化症(PVL)は、難しいご病気であることは間違いありません。ですが、当院での新脳針(針灸)施術とリセプター療法、動作改善法、指頭感覚法などの併用により、まだ現れていない能力がより早く現れるように施術をすすめていきます。
例えば一人で座るのが出来なかったお子さんが一人で座れるようになったり、足が内股となってクロスしていたのが少なくなったり、一人で立って歩き出すようになったり、『えっ!こんな事もできるようになったの?!』とこれまでも症状の改善を喜ぶ親御さんの声を頂いています。

脳室周囲白質軟化症(PVL)について

脳の中の脳室周囲には、神経線維がたくさんあり、この部を白質と言います。脳室周囲白質軟化症(PVL)のお子さんは未熟児(早産児あるいは低体重出生児)で生まれたために出生時の脳の成長が乏しく、白質部位に血流が行きわたらなくなり、白質部の手足に向かう神経の走行部にダメージ(支障)をきたします。
特に足に向かう神経にダメージがある場合では、緊張が強く出現し、足の内側過緊張状態(クロス状態)や尖足(つま先緊張)といった症状がみられます。
ダメージ部位が広範囲になれば、上肢(肩口から先の手)、下肢(股から爪先)や背中の緊張、目の動き(斜視)や視力などにも影響が及んでしまいます。

脳室周囲白質軟化症(PVL)の主な症状

  • 足首の緊張(尖足と言われる足首のつま先立ち状態)
  • 体幹・背部の反り返り
  • 歩きにくさ(クロスや尖足歩行・バランスがとりにくい)
  • 斜視 便秘
  • 達の遅れ、言葉遅れ、など

このような症状に当院独自の新脳針療法等の施術で改善した症例がたくさんございます。

一般的な西洋医学での主な治療例

経口筋弛緩薬投与
主に緊張している筋肉を和らげるお薬です。筋緊張が強い場合は対象的に緊張を和らげる薬となります。 ジアゼパムとチザニジン、バクロフェンが筋緊張に有効的であると投与されています。これらは中枢神経に作用するため、眠気やよだれなどの副作用に注意が必要です。 また、ダントロレンという薬は筋肉に直接作用し、筋肉の収縮力を弱めますが、肝臓障害の副作用に注意します。

ボツリヌス注射療法
緊張をやわらげるボツリヌストキシンという菌を注射する方法です。硬くなっている筋肉に指令を出す神経に打ちます。つまり筋肉内にある運動神経の末端のリセプター(受容器)の働きを麻痺させ、筋肉を柔らかくさせます。ボツリヌス注射は柔らげたい筋肉だけに作用します。
重篤な副作用は少なく比較的安全な治療ですが、治療効果は一時的で、投与量が少ないと2~3ヶ月、充分量でも4~6ヶ月位で効果が切れますので、4~6ヶ月おきに注射いたします。

整形外科的手術療法
固くなった足や手の筋肉や腱を手術で切り、緊張を軽減させる方法です。(腱切術) 特に股関節やアキレス腱、手では手関節、背部では側弯症などに適用されます。腱を切って緊張している箇所を緩めたり、別の部位に移行したりして、関節の角度や変形を整え動きやすくさせる事を目的に手術を行います。

当院の脳室周囲白質軟化症(PVL)へのアプローチ

新脳針療法(針灸治療)を中心に治療し、リセプター療法、動作改善法、指頭感覚法を併用することで症状の早期改善を目指します。
ダメージを受けたエリアの機能を代替できるように脳の神経細胞を活性化させて、神経の広がりを促し、つながりを補う施術になります。 新脳針療法とは、脳室周囲白質軟化症(PVL)により脳がダメージを受けてしまった箇所(刺激を与える頭皮のエリア)に針を施し0.7ミリアンペア微弱電流を流します。(脳に直接、針を刺して、電気を流すわけではありません。0.7ミリアンペアの微弱電流は、最も身体が受け入れやすい電流になります。)そうすることで神経細胞を活性化し、神経伝達物質の分泌を促します。また、頭や体だけでなく、内股、尖足の原因になる緊張の強い足の筋肉にも針をします。
そうすることで体や足の筋肉の緊張を緩め、全身の血流を改善して動かしやすい身体へと導きます。

新脳針療法とは

頭(頭皮)に針を刺し、刺鍼した針に0.7mmアンペア微弱電流を注入します。そうすることで確率共振反応が発生し脳神経細胞を活性化し、神経伝達物質の分泌を促します。
また全身に表れている様々な症状に対しても針灸治療を施し、筋緊張の緩和や血流の促進を図ります。

詳しくはコチラ

リセプター療法、動作改善法、指頭感覚法の併用で早期改善へ

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※リセプター療法、動作改善法、指頭感覚法はオプションです。患者様の状態に合わせた治療法をご提案します。