施術について

Care

難病への取り組み

ジストニア

Dystonia

思い通りに動かない、勝手に動く首や手指の異常な動きが
いつしか減少し気持ちよく活動できています。

パソコン操作、書字の仕事、ピアニスト、音楽家などジャンルを問わず、様々な方が来院。
医師の治療を受けながら「新脳針」療法を併用されている『ジストニア』の患者さんがたくさんいらっしゃいます。

ジストニア患者様の特徴

当院には病院の治療と並行して、「新脳針」療法を受けに来られるジストニアの患者さんがたくさんいらっしゃいます。
原因ははっきりしませんが、ジストニアの患者様の傾向として、仕事を頑張りすぎたり、(過度なパソコンのキー操作など)、スポーツや音楽の練習で片寄った運動を繰り返したり、まじめで、正義感があり、何事にも一生懸命頑張りすぎる患者様が多いかもしれません。私たちはこのような患者様に寄り添い、患者様の生活環境の改善などをアドバイスしながら心と体をフォローしていきます。
さぁ、私たちと一緒にジストニアの症状改善に取り組んでいきましょう!

ジストニアについて

筋肉の異常な緊張により、手指や足そして顔(口や目など)が異常に動き、更にひどい時には体が捻じれるものです。局所タイプと全身タイプがあります。代表的な症状は、局所的なものが多く、首がねじ曲がる「痙性斜頚」や、字を書こうとするときに起こる「書痙」、楽器演奏時に支障をきたす音楽家に多い「フォーカルジストニア」などになります。 全身ジストニアは足を含む体幹部など広範囲にジストニアが発症するものをいいます。身体が反り返ったり、捻じ曲がったりするなど姿勢の異常などが見られます。 症状に対して名称が異なりますが、脳からの神経伝達が異常信号として誤作動を起している事が共通しています。

ジストニアの分類

痙性斜頸
首が左右上下のいずれかに傾く、捻じれる、振るえるといった不随意運動を引き起こす局所性ジストニアの一種です。頸部ジストニアとも呼ばれます。

書痙(しょけい)
字を書こうとする時、または字を書いている最中に、手が振え(振戦)、または痛み(疼痛)が発生し、字を書くことが困難となる書字障害です。

眼瞼(がんけん)けいれん
まぶたが繰り返し不随意に閉じるジストニアです。当初は片方の眼だけに起こることもありますが、最終的には両方の眼に起こります。眼瞼けいれんは視力を大きく損ないます。

フォーカル・ジストニア
音楽家が楽器演奏の際に手足や顔(唇)の筋肉が緊張して、ピアノやギターでは、意図せず他の指が無意識に動いて演奏を妨害させ、管楽器では、口角や唇、舌周辺を自由に動かせないという症状が見られる事があります。

痙性発声障害
喉頭や声帯の筋肉に影響する特発性の局所性ジストニアです。発声を制御する筋肉が障がいされて症状が表れます。発生時に言葉が震えたり、スムーズに発声できないことが特徴です。

遅発性ジストニア(薬の副作用)
主として抗精神病薬の長期投与中(数か月~数年)に起こり、ドーパミン遮断作用をもつ抗うつ薬、抗めまい薬、制吐薬、胃腸薬、カルシウム拮抗薬によっても起こることがある薬剤性の二次性ジストニアです。

特発性捻転ジストニア
原因不明のジストニアで、筋肉に異常な収縮がゆっくりと起きて、体幹が捻じれたり回転や回旋したりします。体幹全体に発症する場合や上肢や下肢など局所的に発症するなど様々な症状が現れます。

ジストニアの主症状

神神経の異常伝達により自分の意志で操作できなくなり、筋肉が異常に緊張して思うような動作が出来なくなります。いわゆる不随運動の一つと考えられています。

・首が曲がり前を向けない
・指が動作時に異常な方向へ動く
・手指や足そして顔(口や目など)が異常に動き、更にひどい時には体が捻じれる。

一般的な西洋医学での主な治療例

【ボツリヌス菌注射(ボトックス注射)】
神経と筋のつながり(神経接合部)を断ち切る作用があります。筋肉を弛緩させ一時的に神経系の興奮を低下させ、筋肉を麻痺させる効果が数ヶ月持続し、症状を抑える方法です。

【抗コリン剤などの薬物投与】
よく試される薬剤です。緊張している筋肉や支配している神経の活動を抑えます。
ただ副作用として、70歳以上の高齢者では物忘れなどの認知機能低下が発症したり、緑内障の方は投薬できないなど制限があり、また前立腺肥大では尿が出にくくなることがあり注意が必要です。

当院でのジストニアの施術

新脳針療法(針灸治療)を中心に治療し、リセプター療法、動作改善法、指頭感覚法を併用することで症状の早期改善を目指します。
新脳針療法とは頭(頭皮)に刺した針に0,7ミリアンペアの微弱電流を注入し、確率共振反応を引き起こすことで脳神経細胞を活性化し、脳の神経ネットワークを広げ、神経伝達物質の分泌を促し、脳から手足、体幹へ、メッセンジャー物質が伝達し指令を促すのです。そしてジストニアの症状となる脳からの異常信号として現れる不随な動きを抑えるように働きかけます。
また症状の出ている局所だけではなく全身に刺鍼し、自律神経からホルモンバランスや精神的な安定などに対しても針灸治療を施し、脳と心のバランスを整えます。
新脳針を受けて『ジストニア』を克服するために私たちと一緒に頑張りましょう。

新脳針療法とは

頭(頭皮)に刺した針に0.7ミリアンペアの微弱電流を注入します。そうすることで確率共振反応を引き起こし、脳神経細胞を活性化する事で脳の神経ネットワークを広げ神経伝達物質の分泌を促し、脳から手足、体幹への伝達指令を発信させます。するとジストニアの症状となる異常な動きを安定させる事を期待いたします。
また全身に表れている様々な症状に対しても針灸治療を施し、筋緊張の緩和や血流の促進を図ります。

詳しくはコチラ

リセプター療法、動作改善法、指頭感覚法の併用で早期改善へ

改善例

・異常な動きや運動(不随運動)が減った

・筋肉の緊張が緩み、向きづらい方向への力感覚がついてきた。

・足が出やすくなった

・立ち上がりやすくなった

・正面を向きやすくなった

・字が書きやすくなった

・楽器が演奏しやすくなった

・異常な動きや運動(不随運動)が減った

・背筋が伸びやすくなった

・バランスがとりやすくなった

・体が動かしやすくなった

・家での対処法を教えてもらえて不安が減った

・精神的にゆとりが出てきた

※リセプター療法、動作改善法、指頭感覚法はオプションです。患者様の状態に合わせた治療法をご提案します。