院長コラム『ちょっと診ましょう』

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院長コラム

NO.9 脳の構造と新脳針

東京2020パラリンピックも終わり、忙しさもようやく緩和され、
院長コラム『ちょっと診ましょう』に取りかかる事が出来ました。

東京パラの2週間、院長不在とさせていただき、大変ご迷惑をおかけしました。
この活動で学んだ事や感じた事を、これからの施術に生かせればと思っています。

【NO.9 脳の構造と新脳針】では、東京パラリンピック帯同で間近で感じた
パラスポーツ選手の魅力と最近の脳科学についてお話ししたいと思います。

脳は…
「柔らかに機能を書き換える能力」があり、
「変化に対して柔軟に対応する」(代償作用)について

東京2021パラリンピック・パラ陸上日本選手のメディカルチームとしてサポートいたしました。
東京パラ大会中、選手・コーチ・トレーナー間では毎日の様に,あちらこちらで
パラスポーツから障がいに関するの話題が飛び交っていました…。

パラリンピックの精神とも言われるグッドマン博士の残した言葉
『失ったものを数えるな!残されたものを最大限に活かせ!』…

この言葉は、これからお話しする『代償作用』についても意味が込められていると
私は思っています。

障がい者は「身体障がい、知的障がい、精神障がい(発達障がいを含む。)
生まれつきの先天性だったり、交通事故や職場での労災事故、腫瘍などの病気が原因で後天的に神経麻痺や下半身不随、視覚障がい、切断など障がい者として生活を送っている人がいます。

パラスポーツの選手達は障がいを持ちながらでも自身のパフォーマンスを向上させるために、また決められたルールの中で能力を発揮させるために、競技者として自己挑戦しているのです。

先日、NHKクローズアップ現代で、
テーマ『麻痺した手が動いた、リハビリと脳科学の最前線』が紹介されていました。

http://脳https://www.nhk.or.jp/gendai/articles/4548/index.html

この番組では、脳波の電気刺激が身体の弱い部分の活動へと反応させるといった
脳の代償作用を追究した内容でした。

この研究は慶應義塾大学 理工学部の牛場潤一准教授のグループが発表されて、
触覚・痛覚などの体性感覚を認知する体性感覚やニューロンは、さまざまな変化に柔軟に対応し、それによって新しい能力を獲得する事ができるのとの事です。


頭に電流を計測する機器をつけて、脳波に反応が出たら接続している機械が動くというシステム…脳活動を計測してロボットを動かす「ブレイン・マシン・インターフェース(BMI)」の開発をされました。
脳梗塞や脳内出血などによって手指がまったく動かせないほど麻痺してしまった患者さんにBMIをつけて「手の指を伸ばす」と念じてもらい、その脳波に反応して、手に装着した機械が動いて指を伸ばすというものです。
同時に腕の筋肉にも電気刺激を与えることを繰り返すと、脳の中に残っている神経回路が活性化し、指を動かせるようになるのではないかという発想です。

私は障がい者スポーツに関わってきた30年間、選手たちをサポートしてきた中でも、フォームの改善や道具・用具の改良などパフォーマンスが向上していくことに関心があり、競技力の向上と共に脳が進化しているのだと、とても興味深く選手達を観察してきました。

そのパラスポーツの選手たちの頑張っている話題は、当院の患者様にも励みとなるよう、いろいろトピックスとしてお伝えさせていただいています。

新脳針は頭皮に針を打ち0,7ミリアンペア超微弱電流を注入し、
共鳴振動反応により脳波が連鎖反動を起こすとされています。
新脳針の反応と身体を動かしたいという意欲が伝わると神経ネットワーク(連鎖電動)が広がる事でダメージを受けている部位以外の脳で機能を果たそうとする、
位置覚・触覚・痛覚などの体性感覚を認知する運動野や感覚野のニューロンは、
さまざまな変化に柔軟に対応する事がわかってきました。
それによって新しい能力を獲得できるのです。
つまり代償作用として脳を発達させるのが新脳針の考えです。

新脳針が脳波に与える影響を裏付けるように、NHKクローズアップ現代で紹介されていた事に、凄く納得させられました。

①頭の運動野への電気刺激…
②本人の動かしたい意識つけ…
③脳波の影響…
など

新脳針で手足の動きが活発になったり、言葉の呂律が良くなりスムーズな会話ができたりと改善に向かう患者様もいます。
またこれを継続して繰り返すと更に動かせるようになって、そのうち気が付けばスムーズな動きが出来るようになる。
また、その過程でトレーニングが必要なのは当然ですが、道具や補助具の使い方や創意工夫が試されるのです。

東京パラでの練習会場で辻紗絵選手(右前腕欠損)をケアした後に義手を見せて
いただきました。
彼女の義手は筋活動電位からの生体信号を利用した義手であり、
手を広げたり握ったりすることができます。
『筋電義手』の動きに動きに感動いたしました。

辻紗絵選手

https://www.parasapo.tokyo/featured-athletes/tsuji-sae

 

 

人間はこれから生きていくためにいろいろな工夫を熟して進化していきます。あらゆる機能を使わなければ退化するといった法則があるほどです。その機能を使うのが困難な人は義足義手、車いす、補聴器、眼鏡、杖など道具としての補助具を使えば活動範囲は広がります。
またパラスポーツでは伴走者、ガイドランナー、走方向を誘導するコーラと呼ばれるアシストとして人の力も借りてスポーツを楽しんでいます。
そして意思疎通ができない重度の人では瞬きや眼球の動きからセンサーで意思を読み取りするなどしてコミュニケーションをとる事が出来ます。脳は本来、「柔らかに機能を書き換える能力」を持っているのです。

つまり、人間はある不利な状況に置かれれば、生きていく為に活動しなければと本能が働き、まったく使えないと思っていた機能でも、ある工夫をしたり、トレーニングする事で代償作用として他の脳の部位が反応するのです。

当院で難病患者さま向けに3つのプログラムおすすめしていますが、
特に ”リセプター療法” では、
たとえ思うように身体が動かなくても、
簡単な動きを見直し…
5本の手を使い、握る放す、つまむ…
足では歩く、飛ぶ、蹴るなど…
コミュニケーションは言語を使う、表情を豊かに笑う、変顔を作る、など
日常から楽しく前向きに…
さまざまな基本的な動きを、作る意欲がとても大切だと思っています。

新脳針も刺鍼ポイントや電流の周波数など更に追究し、患者様との会話を大切に意識を前向きになってもらえるよう、特に難病患者さまには治す概念より代償作用にも注目していただき、ご自身の病気に向き合ってもらえたらと思っています。

長文となりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。
ぜひ、私達と一緒に頑張りましょう。

院長
前田為康

TEL.072-873-7171
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